2017年5月には日本オフィス開設を計画

 リーガ・エスパニョーラのブランド力を高めることで、これまで以上に世界中でスペインサッカーを広め、利益の獲得につなげやすくなる。テバス会長は、世界の中でも日本や韓国をはじめとしたアジア市場に今後注力していきたいという。

「アジアのファンの方々がラ・リーガの試合を見やすくなるよう、今シーズンからいくつかの試合の開始時間を午後1時(現地時間)に設定しました。(日本とスペインの時差は約8時間あるので)これにより、アジアでは真夜中ではなく、プライムタイムに放送されるようになったのです。現在、リーグの中でもトップのクラブは午後4時から試合を行っていますが、来シーズンはトップクラブも午後1時に試合開始するようにしていきたいと考えています」

 さらに、2017年5月には東京にリーガ・エスパニョーラのオフィスを開設する計画もあるという。映像による魅力強化、アジアを意識したリーグ運営、そして日本オフィスの開設。かねて日本でのリーガ・エスパニョーラの人気は高いが、こうした取り組みによって、日本とリーガ・エスパニョーラとの距離はさらに縮まっていくかもしれない。

会見に出席した人々と記念写真を撮影するハビエル・テバス会長(写真中央)
会見に出席した人々と記念写真を撮影するハビエル・テバス会長(写真中央)
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