本コラムは、数々のイノベーションで広く知られる3Mグループにおいて、大久保孝俊氏が体得したイノベーション創出のためのマネジメント手法を具体的に紹介します。大久保氏は、自身で幾つものイノベーションを実現しただけでなく、マネジャーとして多くの部下のイノベーションを成功に導きました。

 最新の脳科学の知見を活用し、人間の本質に根差したメンタリングやコーチングで人のやる気を引き出してきた著者が、「組織や人のモチベーションを高める」独自のノウハウを公開します。

大久保孝俊(おおくぼ・たかとし)
スリーエム ジャパン 執行役員 コーポレート・プロセス・イノベーション及び品質保証担当
1983年3月住友スリーエム(現スリーエム ジャパン)に入社。1987年7月、米3M社メモリーテクノロジーグループ研究員。1999年10月、山形スリーエム(現スリーエムジャパンプロダクツ山形事業所) デコラティブ・グラフィックス技術部長。2003年9月、米3M社アジア・太平洋地域担当シックスシグマ・ダイレクター。2005年6月、米3M社コーポレートリサーチ研究所技術部長などを歴任。2016年8月から現職。