バスケットボール男子の国内最高峰プロリーグ「B.LEAGUE」(以下、Bリーグ)が、いよいよ開幕する。2005年にプロ化に踏み切った「bjリーグ」と、企業チームが主体の「ナショナル・バスケットボール・リーグ」(NBL)が統合。国際バスケットボール連盟(FIBA)から資格停止処分を受けた日本バスケットボール界は、本格的に再生から飛躍へと歩を進める。実は、リーグの運営を支えるさまざまな基盤は、スポーツビジネスの最先端を行く。日本スポーツ界の将来を占う壮大な実験ともいえそうだ。この特集では、Bリーグが仕掛ける“革命”を追い掛ける。
Bリーグ、日本スポーツ界の革命
目次
-
Bリーグ、データ活用と権益統合で新たなプロスポーツ組織に
Bリーグ事務局長 葦原一正氏が語る“勝負の2年目”(その4)
Bリーグは「デジタルマーケティングの徹底推進」と「代表、リーグ、クラブの権益の統合」という2つの事業方針を打ち立てました。デジタルマーケティングを推進してデータを集め、“スーパーデータベース”を作ることを目指しているわけですが、「データの活用」という点で参考にしているものがあります。
-
700万観戦予備軍つかめ、Bリーグのマーケティング戦略
Bリーグ事務局長 葦原一正氏が語る“勝負の2年目”(その3)
2016年9月に開幕し、大盛況のうちに1年目のシーズンを終えた男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」。Bリーグは、どのような事業戦略で成功を勝ち取ったのか。そして2年目以降のシーズンではどのような展開を考えているのか。
-
ITの積極活用が、バスケを見る人・する人を増やす理由
Bリーグ事務局長 葦原一正氏が語る“勝負の2年目”(その2)
9月29日に2年目のシーズンが開幕するBリーグ。「設計図」を描いた中心人物の1人が葦原一正氏だ。その取り組みの中でも、リーグのデジタルマーケティング戦略を担う企業「B.MARKETING(Bマーケティング)」の設立は、時代が経つにつれ、必ず評価されていくと筆者は信じている。
-
常に時代を先取りしたい、それがBリーグの存在理由
Bリーグ事務局長 葦原一正氏が語る“勝負の2年目”(その1)
9月29日にBリーグ2年目の2017-18シーズンが開幕。リーグの頭脳的な存在がいる。葦原一正氏、リーグの事務局長であり理事の1人だ。2年目の新しい歩みをどのように進めようとしているのか。
-
まず代表を強くすること。NBAに日本人選手を
Bリーグ・大河チェアマンに聞く、リーグ成功への道程(後編)
Bリーグの大河正明チェアマンにリーグの持つポテンシャルや展望を聞くインタビューの後編。リーグの大きな目的、それは「日本代表を強くすること」。そのために「NBAに5人くらい日本人選手が出て行くくらいにならないと」と大河チェアマンは語る。
-
プロのクラブは、「地上戦」が強くないとダメです
Bリーグ・大河チェアマンに聞く、リーグ成功への道程(前編)
野球、サッカーに続く、日本プロスポーツ界の新しい起爆剤として、各方面からも熱い視線が注がれる男子プロバスケットボールリーグ「B. LEAGUE」(以下、Bリーグ)がついに明日9月22日に開幕を迎える。同リーグの大河正明チェアマンは、「クラブは、『地上戦』が強くないとダメ」と話す。
-
1万人アリーナが日本に20~30カ所、これは僕の夢だね
Bリーグ・川淵三郎キャプテン、スポーツビジネスの未来を大いに語る(後編)
今まで日本に「アリーナ・ビジネス」は無きに等しかったと言ってもいいでしょうね。今後は日本に新しい文化として、アリーナがどんどん生まれなければならない。アリーナはバスケットボールのためだけではなくて、バレーボールやフットサル、卓球、ハンドボールなどでも同じように使える。
-
評価の基準は「観客動員」、これがすべてです
Bリーグ・川淵三郎キャプテン、スポーツビジネスの未来を大いに語る(前編)
2016年9月22日。バスケットボール男子の国内最高峰プロリーグ「Bリーグ」がいよいよ開幕する。bjリーグNBLが統合。この11年、叶わなかった統一を実現した川淵三郎氏にこれからの日本バスケットボール界の課題や展望、また日本のスポーツ界の未来を語ってもらった。