• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOME5G世界で加速する5G > 5Gを待たずに「NB-IoT」で商用サービス続々開始

世界で加速する5G

5Gを待たずに「NB-IoT」で商用サービス続々開始

  • 堀越 功=日経コミュニケーション/テレコムインサイド
  • 2017/08/02 05:00
  • 1/3ページ
「ITpro」2017年3月8日公開のMWC2017で見えた5G「MWCで反攻ののろし、「キャリアグレードIoT」が続々登場」を転載した記事です。前回はこちら

 「NB-IoTはIoTにとってポジティブな存在か?」ーー。2017年2月27日から3月2日にかけてスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2017」(MW C2017)の会場内には、このような質問に対して来場者が4段階のボタンで感想をフィードバックできるスタンドがあちこちに設置されていた(写真1)。

写真1●MWC2017の会場内に設置された来場者へのアンケートボタン
実はNB-IoTの商用ネットワークで動作している。
[画像のクリックで拡大表示]

 実はこのボタン、LTE版のLPWA(Low Power Wide Area)通信技術である「NB-IoT」を使って来場者の観測を収集している。英ボーダフォンは2017年1月、バルセロナやマドリッドなどスペインの4都市でNB-IoTの商用展開を開始。このボタンは、ボーダフォンの商用NB-IoTネットワークを通じて、ほぼリアルタイムで来場者の反応を集計している(写真2)。

写真2●来場者の反応はNB-IoTネットワークを経由してほぼリアルタイムで集計している
[画像のクリックで拡大表示]

 NB-IoTは、SIGFOXやLoRaWANといった免許不要帯を用いるLPWA技術の台頭に危機意識を持った携帯電話事業者が、「5Gを待っていたら遅い」と異例のスピードで2016年6月に、3GPP Release 13として標準化した技術である。MWC 2017の会場内では、そんなNB-IoTのデモが続々と登場。いよいよ大きく花開こうとしている様子がうかがえた。

 例えばボーダフォンのブースでは、バルセロナ市内のゴミ収集ボックスにセンサーを設置し、NB-IoTで情報を収集。ゴミ収集をスマート化する取り組みや(写真3)、スーツケースにNB-IoTのモジュールを搭載し、紛失防止を実現するようなデモを見ることができた(写真4)。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●ゴミ収集ボックスにセンサーを設置(左)、ゴミ収集をスマート化するデモ(右)
写真4●スーツケースにNB-IoTモジュールを搭載し、紛失防止するユースケース
[画像のクリックで拡大表示]

 地元スペインの通信事業者テレフォニカもMWC 2017に合わせて、NB-IoTのライブネットワークを用意。スウェーデン・エリクソンと共同で、ビル管理のスマート化など様々なデモを見せていた(写真5)。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
写真5●スペイン・テレフォニカもNB-IoTのライブネットワークを用意(左)。スウェーデン・エリクソンと共同でビル管理のスマート化などをデモ(右)

1年でエコシステムが急拡大、商用サービスも続々開始

写真6●MWC2017の会期前日に開催された「GSMA Global Mobile IoT Summit」の様子
[画像のクリックで拡大表示]

 「NB-IoTは1年前の段階では、将来性は不確実であり標準化も未完了。エコシステムも不完全だった。それが12カ月でまるで変わった。標準化も完了しエコシステムは拡大。商用サービスもスタートした」ーー。MWC 2017の会期前日に当たる2月26日、MWCを主催する携帯電話の業界団体「GSMA」のイベント「GSMA Global Mobile IoT Summit」(写真6)に登壇したNB-IoT Forumのルーク・イビットソン議長は、このように強調した。

おすすめ