「まだ具体的な事は何も決まっていないが、個人的な見解としては5年以内をめどに1万~1万5000人を収容する最先端のアリーナを創りたい」

 プロバスケットボール男子1部(B1)の川崎ブレイブサンダース運営会社の新社長に就任した元沢伸夫氏は、2018年7月4日に開催した事業戦略説明会で、将来構想の目玉として最先端アリーナの建設構想を披露した。「(現在ホームとして使っている)『とどろきアリーナ』は収容人数が5000人と少ないため、バスケの人気向上とともにここ1~2年で観客が入り切れなくなるだろう。まずは、実現に向けた座組みを考えたい」(同氏)とした。

DeNA川崎ブレイブサンダース 代表取締役社長の元沢伸夫氏(右)とヘッドコーチの北卓也氏(左)
DeNA川崎ブレイブサンダース 代表取締役社長の元沢伸夫氏(右)とヘッドコーチの北卓也氏(左)
[画像のクリックで拡大表示]

 東芝小向工場で1950年に同好会として発足し、68年の歴史を持つ川崎ブレイブサンダースだが、東芝は2017年12月に運営権をDeNAに譲渡することを発表。DeNAは2017~2018年シーズンの終了を待って、7月に運営を引き継いだ。運営会社の社名は「DeNA川崎ブレイブサンダース」。事業戦略説明会では、今後の体制や成長へ向けた戦略を明かした。