連載主旨

 明治44年(1911年)5月に、当時の逓信省電気試験所第2部にできた「第2部研究会」を起源とする電子情報通信学会。エレクトロニクスやコンピューターといった、各時代をリードする先端技術と電気通信の融合を目指し、情報通信に関する研究活動の活発化を促してきた。工学系の学会としては、国内有数の大規模学会でもある(電子情報通信学会のホームページへのリンク)。

 電子情報通信学会は、「基礎・境界」、「NOLTA(Nonlinear Theory and Its Applications)」、「通信」、「エレクトロニクス」、「情報・システム」の5つのソサエティと「ヒューマンコミュニケーション」グループで構成されている。こうした幅広い分野にまたがる論文を掲載する『電子情報通信学会誌』に掲載されたコンテンツの中から、日経テクノロジーオンラインの読者の皆さまにぜひ知っていただきたい技術記事を抜粋し、本コラムで紹介する。