半導体業界が空前の活況に沸いている。日本では苦戦している半導体メーカーが多いために「半導体は斜陽産業」と見られがちだが、海外では全く違う。今から17年前の2000年に「ITバブル」と呼ばれる時代があったが、それを上回る活況になる可能性さえある。

 日経テクノロジーオンラインが2017年3月1日に開催したイブニングセミナー「空前の活況に沸く半導体・FPD、ブームの先を読む」では、東海東京調査センターの石野雅彦氏(企業調査部 シニアアナリスト)が、空前の活況に沸く半導体業界の現状とその背景を解説した。その内容の一部を、2回にわたって紹介する。