パナソニックは、CES 2017開催前のプレスカンファレンスで、同社が注力する技術や同社ブースに展示する新製品などを紹介した。講演の序盤では、B to BやB to G(Government)の事業に強いことをアピール。特に北米で存在感があるとした。
パナソニックが持つ製品・技術で最初に強調したのが電池である。同社がかかわる米Tesla Motors社の大規模電池工場「Giga Factory」を2017年1月から稼働させたことをアピール。加えて電気自動車(EV)向け2次電池で高いシェアを持つことや、ウエアラブル端末などに向けた曲げられる薄型電池を紹介した。
B to G関連では、スマートシティーでコロラド州のデンバー市と協力関係にあることを紹介。都市内を移動する小型シャトルや交通システム、LEDの街灯、太陽光発電システムなどの技術をパナソニックが提供する。コロラド州とも、「Road X」と呼ぶ次世代交通システムプロジェクトでパナソニックはタッグを組む。デンバー市やコロラド州との関係が良好であることをアピールするため、デンバー市長などが登壇し、パナソニックと組む意義を強調した。