リコーのプロジェクター
リコーのプロジェクター
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ソニーのプロジェクター
ソニーのプロジェクター
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 子供の弁当箱ほどしかない小さな筐体から映像が投影され、壁や床、テーブルなどがディスプレーになるーー。そんな超小型サイズの短焦点プロジェクターを、リコーやソニーがそれぞれ開発し、「2016 International CES」に出展した。超小型プロジェクターは既に製品化されているが、短焦点品は非常に珍しい。

 リコーは2機種開発した。このうちより小さいモデルは、外形寸法が124mm×74mm×31mmで、重さは200g未満である。0.38フィート先に14型相当の映像を投影できる。画素数は854×480で、明るさは85~100lmである。

 もう1つの機種は、やや大きなもの。外形寸法は164mm×122mm×59mmで、重さは500g未満である。0.38フィート先に20型相当の映像を投影できる。画素数は1280×720で、明るさは160~200lmである。

 2機種とも、米Texas Instruments社の表示素子「DMD」を採用。小型品は0.2型、大型品は0.3型品を採用している。光源にはLEDを採用した。

 価格や販売時期などは未定である。