アプリのトップ画面には、このリアル年齢(身体年齢)を基にした年間医療費ポイント、暦年齢(実年齢)における年間医療費ポイント、現時点で実際に支払った医療費・健康予防費の金額の3種類の数値と、それを扇形に重ねたグラフを表示する。また、医療費・健康予防費の代行レコーディングは、医療機関の医療費領収書やドラッグストアのレシートなどをカメラ撮影して送信すると、入力代行する。

ヘルスグリッド/ヘルスグリッド台湾のブースで展示されたヘルスケアファイナンシャルプランニングアプリ
ヘルスグリッド/ヘルスグリッド台湾のブースで展示されたヘルスケアファイナンシャルプランニングアプリ
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 トップ画面に表示される年間医療費ポイントは、リアル年齢をベースに、喫煙や睡眠時間、スポーツの実践歴など生活習慣を累積し、それをアルゴリズムによって算出しているという。「リアル年齢における年間医療費予測ポイントは、生活習慣によって扇グラフが大きくなったり、小さくなったりする。このポイントをいかに下げ、暦年齢の医療費ポイントよりも小さくしていくか、グラフによる視覚化によって生活習慣改善のモチベーションを上げていこうという仕組みだ」(赤木氏)と説明した。

 赤木氏は、「健康とお金の両面で、その人の状況を把握し、課題・リスクを明確化して解消していくプロセスが、ヘルスケアファイナンシャルプランニングの考え方だ」とし、ヘルスチェックをアプリで支援するとともに、医療費の仕組みや制度を活用した医療費抑制指南、健康予防費の費用対効果など、「ヘルスケアファイナンシャル講座」をエッセンス化したコンテンツを提供していくと語った。