ワイズマンは、同社の医療・介護連携サービス「MeLL+」とApple Watchとの連携ソリューションを「第43回 国際福祉機器展 H.C.R.2016」(2016年10月12~14日、東京ビッグサイト)に参考出展した。同時に、施設介護利用者のバイタルデータなどを「MeLL+」にアップロードするIoT機器連携ソリューションも参考出展した。

MeLL+に投稿された大事な情報をApple Watchで確認
MeLL+に投稿された大事な情報をApple Watchで確認
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 Apple Watch連携は、MeLL+に投稿された介護サービス利用者にひも付いたコメント、多職種スタッフへのメール機能であるメッセージなどを即座にApple Watchに表示できる。コメントが投稿されるとApple Watch上に「新規コメントが投稿されました」と表示され、内容確認したら、ワンタッチの確認チェック返信、事前にiPhoneで設定登録した定型文による返信、Siriを使った音声入力したテキスト返信などが可能だ。また、Apple Watchの「タイムトラベル」機能を利用して、「デジタルクラウン」(リュウズ)で文字盤の時刻を進めたり戻したりすることで、表示している時刻の投稿コメントやメッセージなどを表示することもできる。

 「MeLL+を利用する在宅医の要望により機能開発に着手した。特に訪問看護師などから重要なコメントが投稿されたとき、いちいちスマートフォンを取り出して確認しなくても、すぐさま閲覧・確認返信ができるようにした。現在、在宅療養支援診療所で試験導入し、多職種スタッフ間で検証を行っており、機能や使い勝手を評価してもらっている」(ワイズマン担当者)。

 Apple Watch連携は、クラウド型サービスの「MeLL+ community」のみに対応する。正式リリースは未定で、「展示会や検証ユーザーの評価を聞きながら、リリース時期を決定する」(同担当者)予定という。