「デジタルヘルスDAYS 2018」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)では、弘前COIに参画するイオンリテールとマルマンコンピュータサービスがそれぞれの取り組みについて紹介した。
歩けば内蔵脂肪のデータが改善
イオンリテールは、かねて実施してきたモールウォーキングについて紹介した。モールウォーキングは、イオンモール内を歩いて館内に設置したタッチポイントにWAONカードをかざすと、ポイントが付与されるというイベントである。
1つのモールにつき、4~6台のタッチポイントが設置されている。「全てのタッチポイントを回ると約1km歩くことになる」と同社 営業担当付 エリア政策推進担当部長の横山昭彦氏は話す。
現在は全国14店舗でモールウォーキングが実施されている。地域の特性を加味し、通常それぞれの店舗で6~10カ月間実施する。例えば、雪が降る地域であれば足元が悪くなる冬に開催し、沖縄など暑さが厳しい地域では長時間外を歩くのが難しい夏に開催しているという。
モールウォーキングの前後には、健康測定会を実施し、運動機能や血糖値などを測定している。その結果、「内臓脂肪のデータに改善が見られた」と横山氏は話す。
さらに、WAONカードを利用することで、参加者の購買データも参照することができる。ウォーキングに参加する人ほど健康関連商品を購入しているなどのデータを明らかにすることで、販売戦略にも活用したい考えだ。