ワイズマンは、医療・介護連携サービス「MeLL+シリーズ」に、医療機関・介護事業所と利用者家族とのコミュニケーション機能を追加した「MeLL+family」を「第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017」(2017年9月27~29日、東京ビッグサイト)で初披露した。

 事業所向けにWebサービスで提供する「MeLL+family 事業所システム」と、家族向けにスマートフォン用アプリで提供する「MeLL+family 家族アプリ」で構成する。医療機関や介護事業所と利用者家族とのコミュニケーションを可能にする「連絡ノート」「おたより」機能に加え、利用者家族内の情報共有などに利用する「家族手帳」も実装している。

MeLL+familyの連絡ノート画面(左:家族向けアプリ、右:事業所Webサービス)
MeLL+familyの連絡ノート画面(左:家族向けアプリ、右:事業所Webサービス)
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 連絡ノートは、事業所と利用者家族との双方で、メッセージや画像を送信できる仕組み。家族および事業所スタッフの就業時間や場所によって連絡・通話が困難といった問題を解消する。家族とやり取りした内容を事業所内で共有することもでき、双方でメッセージの既読状態を確認できる。おたよりは、事業所で開催されるイベントのお知らせ、感染症対策の強化や予防接種といった情報を一斉配信できる機能である。

 家族手帳は、利用者に関する情報(服薬情報、アレルギー情報など)をMeLL+family 家族アプリに集約して家族同士で共有したり、MeLL+シリーズを導入していない医療機関や介護サービス事業所に対して、画面を見せることで情報提供したりする場合に利用できる。