2020年をめどに、SUBARU(スバル)の運転支援システム「アイサイト」が進化する。高速道路だけでなく、人やクルマが複雑に行き交う一般道での事故低減を目指しているのが大きな特徴だ。これまでステレオカメラのみに頼ってきた周辺監視用のセンサーを刷新し、レーダーを組み合わせる。

 「性能を向上させた次世代のアイサイトを搭載し、2020年に実現を見込んでいる高度運転支援技術を採用した」——。

 こんな言葉を添えてスバル社長の吉永泰之氏が紹介したのが、スポーツセダン型のコンセプト車「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」だ(図1、関連記事:モーターショーのもう一つの見どころ、SUBARU社長が対談)。2017年10月25日、「第45回東京モーターショー2017」(東京ビッグサイト、一般公開:10月28日~11月5日)の会場で開いた記者発表会で初披露した。

図1 記者発表会のステージに立ったスバル社長の吉永泰之氏
図1 記者発表会のステージに立ったスバル社長の吉永泰之氏
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