「キャラクター設定」が重要

 こうしたBtoBソリューションにおいてとりわけ重要なのが、チャットボットやロボットのキャラクター設定だと神山氏は話す。AI(人工知能)を搭載したボットやロボットは期待値が高いだけに、実際に会話してみるとがっかりすることも少なくない。そこでポイントになるのが、あえて期待値を下げること。愛らしさや頼りなさを感じさせるキャラクターづくりをすることで「できないヤツだけどまあ許すか、と思わせることが大切」(神山氏)というわけだ。

「デジタルヘルスDAYS 2017」のオープンシアターに登壇したこころみの神山氏
「デジタルヘルスDAYS 2017」のオープンシアターに登壇したこころみの神山氏
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 会話のコンテンツを、すべてボットやロボット自身に持たせようとしない設計発想も大切という。人間との会話を5分間も続けさせようとすれば非常に多くの情報量が必要。そうした場合は「うまくコンテンツを外部から持ってくる工夫をすればいい」(神山氏)。