「ソリューション」を訴求した出展ブース
「ソリューション」を訴求した出展ブース
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 コネクター大手米Molex社の日本法人である日本モレックス合同会社は「第7回 医療機器開発・製造展(MEDIX 2016)」(2016年6月22~24日、東京ビッグサイト)に出展した。コネクターそのものの出展は減らし、周辺部材と組み合わせた「ソリューションの提案に重きを置いた」(日本モレックス合同会社)。「生体情報モニタ」「心電図」「CT/MRI」といった、機器ごとのソリューションを紹介している。

 Molex社はここにきて、自動車や産業機器、医療などの分野に向けたソリューション事業に力を入れている。コネクターの周辺部材を手掛けるメーカーの買収などを通じ、「グループ内でソリューションを構築できるようにしている」(日本モレックス合同会社)。

 目玉の1つとして出展したのが、超音波診断装置用プローブや内視鏡において、大容量で高密度の信号伝送を可能とする接続技術。接続を半自動化し、低コスト化できるのが特徴だ。FPCにはんだ接続できる細線ケーブルなどを紹介した。