2016年1月13日~15日に東京ビッグサイトで開催される、ウエアラブル端末関連の技術展「第2回 ウェアラブルEXPO」をレポートする。
第2回 ウェアラブルEXPO
2016年1月13日~15日、東京ビッグサイトで開催
目次
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光で発電する生地、LEDで発光するリボン
導電性の衣料材料、ふくい産業支援センターのブースが集中出展
「第2回ウェアラブルEXPO(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)」のふくい産業支援センターブースで、導電性の糸やリボン、マジックテープなどを、福井県内に本社や工場を持つ複数の企業が出展した。
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厚さ0.3mmの伸びるフィルムで生体情報を計測
東洋紡、「COCOMI」のサンプルなどを披露
東洋紡は、フィルム状の導電性素材「COCOMI(心美)」を「第2回 ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に参考出展した。2015年8月に発表したもので、厚さが約0.3mmと薄いこと、最大2倍まで伸びる伸縮性が高さが特徴だ。心電位などを測る生体情報計測ウエアでの利用…
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バンドー化学、運動計測が可能な装着ウェアを東レと共同開発
バンドー化学は、ゴムのように伸縮性のあるひずみセンサーである「C-STRETCH」を「第2回ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に出展した。応用例として、同製品を生地に縫い付けたトレーニングウェアを東レと共同開発し、参考出展した。例えば、ゴルフのスイングのフォーム…
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データグローブに編み込める糸状の変位センサー
ヤマハ、キーボード奏者の指の動きを可視化
ヤマハはゴムのように伸び縮みする「薄型ストレッチャブル変位センサ」と、これを縫い糸くらいに細くした「ストレッチャブル ファイバー センサ」を「第2回ウェアラブルEXPO(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)」に出展した。ともに、カーボンナノチューブを同じ向きに配向させた素材を使ったもので、…
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ヘルメットで脳波を計測し熱中症を予防
AgXとスターライト工業、導電性繊維で編んだニットを電極に応用
AgX(本社東京)とスターライト工業(本社大阪市)は、生体情報を取得できるヘルメット「スマートヘルメット」の開発し、試作品を「第2回 ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に参考出展した。頭部に固定するための内側のバンドの前頭部に、装着者の脳波を計測するための導電性繊…
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てんかん発作を予測するシャツ、日本上陸
フランスBioSerenity社は、心電や筋電、呼吸状態などを測定できる医療用ウェアを「第2回 ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に出展した。導電性繊維を使ったもので、近く日本で医療機器としての承認申請を行う。導電性繊維の供給元であるミツフジが、日本での事業を支…
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東芝、生体センサーを高齢者見守りに
東芝は生体センサー「Silmee」シリーズの新製品として、ハンディタイプで高齢者見守りに向ける「Silmee C22」を2016年春にも発売する。自治体や介護事業者、スポーツ施設などに販売したい考え。「第2回 ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に出展した。
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ウエアラブル心電計、解析レポートも返す
ユニオンツールの「myBeat ホームECG」
ユニオンツールは、スマートフォンやタブレット端末と連携する携帯型心電計「myBeat ホームECG」を開発し、「第2回 ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に参考出展した。クラスII医療機器としての承認申請を準備中で、2016年春にも製品化する考え。
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導電性繊維を応用した人用・牛用の機能性ウエア
グンゼ、「衣料型」ウエアラブルの基礎技術を出展
グンゼは金属細線や金属めっき糸などの導電性繊維を用いたニット素材や布地の応用例を「第2回 ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に出展した。人が装着するウエアとしては、姿勢(背筋の伸び具合)や心拍、心電、体表温などを検出する機能を持つ上半身用下着、部分的に加温できる…
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ベルト巻くだけ、X線CTのように体内を画像化
北里大発の「ウエアラブルEIT」
胸にベルトを巻くだけで、肺機能や血流、脂肪量など身体の内部を可視化できる――。そんな技術「ウエアラブルEIT」を北里大学発ベンチャーとして申請中のPOSH WELLNESS LABORATORY(東京都)が開発し、「第2回 ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)に出…
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人間の脳波でロボットが動く、大阪大学が展示
手軽に利用できるパッチ式脳波センサーで実現
大阪大学Center of Innovation拠点が、2016年1月13日から東京ビッグサイトで開催されている第2回ウェアラブルEXPOで、人の脳波に反応して行動するロボットを展示した。
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100dBの騒音下でもハッキリ聞こえる、NTT ATが通話用ヘッドセット
NTT アドバンステクノロジは、2016年1月13日から東京ビッグサイトで開催されている第2回ウェアラブル EXPOで、騒音環境下でもクリアな音声を伝えるヘッドセット「R-Talk HS310」を展示した(図1)。雑音を除去する機能を備え、工事現場やイベント会場など周囲の騒音が100dBを超えるよ…