（作画：小島由香）
（作画：小島由香）
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プロトタイプで道が拓けた

　秋晴れの気持ちいい日が続いていますね。起業前の私の心は、サンフランシスコのように重い霧が立ち込め見通し不良でした。

　ランチに「残業メシ」、果てはデートまで―—。どんなときでも隙あらば「私…このままでいいのかな」と、漠然とした答えなきキャリア相談を持ちかけてくる私は、相当“うざい”人間だったと思います。いうなれば、「キャリアメンヘラ」でしょうか。

　そんな身動きが取れなかった私を引っ張ってくれたのは、プロトタイプでした。