• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOMEスキルアップどうした?!日本メーカーの品質 > なぜ?を繰り返しても不具合は減らない---「なぜなぜ分析」の本質

どうした?!日本メーカーの品質

なぜ?を繰り返しても不具合は減らない---「なぜなぜ分析」の本質

ワールドテック講師 元デンソー 愛知工業大学工学部機械学科非常勤講師 皆川一二氏

  • 2016/04/22 09:00
  • 1/5ページ
ワールドテック講師 元デンソー 愛知工業大学工学部機械工学科非常勤講師の皆川一二氏
[画像のクリックで拡大表示]

 大手企業の中で優秀だと言われる技術者が習得している品質手法を網羅し、高い水準の「品質力」を身に付ける──。こうしたコンセプトで「技術者塾」が立ち上げたのが、連続講座「品質完璧マスターシリーズ」である。講師を務めるのは、デンソーの開発設計者出身で「品質リーダー」も経験した皆川一二氏。その中に「トヨタが活用する不具合の根本的対策ツール『なぜなぜ分析』」(2017年6月14日)という講座がある。多くの企業がトラブルを未然に防ぎたいと望みながら、不具合の表面的な原因(直接原因)を見つけるだけにとどまってしまう。その理由を同氏に聞いた。(聞き手は近岡 裕)

──好評の「品質完璧マスターシリーズ」。第3回の講座で取り上げるテーマは「なぜなぜ分析」です。まず、「なぜなぜ分析」とは何でしょうか。

皆川氏:「なぜなぜ分析」とは、問題の根本にある「真因」の追究と対策を行うことです。真因とは、トヨタ自動車グループ(以下、トヨタグループ)の用語で、不具合やトラブルの真の原因のことです。

 今、多くの日本企業が国内外の拠点で不具合やトラブルの対策に追われています。しかも、その頻度は増える傾向にあります。発生した不具合やトラブルの中身を詳しく調べてみたことがありますか? 自分が在籍する拠点だけではなく、別の拠点も見てください。例えば、A工場で起きた不具合やトラブルが、B工場やC工場といった別の工場でも発生していませんか?

 実は、不具合やトラブルが発生するたびに対策を施しているのに、同じような種類の不具合やトラブルを繰り返している日本企業は珍しくありません。その理由は、ずばり、真因を突き止めて改善していないから。ほとんどの企業が、真因に至る前の「直接原因」の対策にとどまっています。それ故に、不具合やトラブルが繰り返し起きてしまうのです。

おすすめ