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あなたの会社は大丈夫?!

設計の死角、トライボロジーはトラブル後に慌てる

テクノサポートオーテス代表、ワールドテック講師(元デンソー)岡本邦夫氏

  • 近岡 裕
  • 2016/10/08 10:47
  • 1/5ページ
テクノサポートオーテス代表、ワールドテック講師(元デンソー)岡本邦夫氏
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 トライボロジーで頭を悩ませる技術者が増えている。燃料消費量やエネルギー損失を極限まで下げることが求められる時代となっているからだ。そのためには、トライボロジーの「本質」を習得する必要がある。「技術者塾」で「失敗しない設計」講座を持つ、テクノサポートオーテス代表、ワールドテック講師(元デンソー)の岡本邦夫氏に、トライボロジーに関するトラブルに悩まされる技術者が一向に減らない理由を聞いた。(聞き手は近岡 裕)

──日本企業でトライボロジーを学ぶ意欲が高まっていると聞きます。何が起きているのですか。

岡本氏:トライボロジーは今、かつてないほど注目されています。環境負荷を軽減した製品がもてはやされる中で、トライボロジーは低燃費や省エネのカギを握る技術だからです。

 トライボロジーは、摩擦や摩耗、潤滑に関する技術。自動車はまさにトライボロジーの塊です。エンジンやトランスミッション、ギアなど多くの摺動部を持った製品や部品で構成されているからです。摩擦を低減してエネルギー損失を減らし、燃費を向上させる。これはまさにトライボロジーの問題です。

 最近は、例えばエンジンの効率を高めるために積極的にトライボロジーへの対応が求められています。エンジンでは摺動部の摩擦を低減するために、油膜を形成させる必要があります。そのために摺動部に「油だまり」を設計します。従来は小さな粉末をぶつけてディンプルコートを造っていました。しかし、これでは均一で精密なへこみが得られません。出来るへこみの形状が1つひとつ違うからです。そのため、最近はへこみの1つひとつを微細加工し、精密な油だまりを造る設計に進化しています。

 自動車だけではありません。工作機械も産業機器もロボットも、可動部を持つ製品には必ずと言ってよいほどトライボロジーが関係しています。これらの製品では省エネに加えて、耐久性を高めるためにも、トライボロジーの箇所を上手に設計する必要があります。

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