──「技術者塾」では、以上の取り組みの詳細を学べるのですね。

佐藤氏:本講座の最大の特徴は「実績」です。私は、いすゞ自動車で当時100万点あった部品数(部品の総量)を30万点に絞り込むことに成功しました。しかも、以降25年間にわたって30万点の部品数を維持する仕組みを実現しました。私の講座では理想論は語りません。全て体験から得た成功に導く具体的なノウハウを語ります。

 モジュラーデザインは現在流行していますが、実績が出てくるのはまだまだこれからでしょう。そういう意味では、私は部品数マネジメントを成功させた数少ないエンジニアだと自負しています。マネジメントの原則に新しいも古いもありません。部品数マネジメントの本質は時代に左右されません。現在、世界の大手自動車メーカーがモジュラーデザインを進めていますが、私の講座はそれを実行する上での基本になるはずです。

 講座では、部品数マネジメントとモジュラーデザインに成功した最新の事例も紹介します。最後にディスカッションの時間も設けます。みなさんの疑問や悩みに対するカウンセリングを行いたいと思います。私が困るようなテーマをぜひ持ってきてください。

 部品数を抑えてモジュラーデザインを成功に導きたいマネジメント層はもちろん、設計開発に携わる技術者や、調達部門の社員の方にぜひ、受講してほしいと思います。