みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 前回で終わる筈だった4代目ロードスター(ND)開発者の山本修弘主査のインタビューですが、どうにも収まり切らなかったので、今週は2本体制でお送りすることになりました。

 何かと忙しかったのでヨタのネタにも事欠きません。サラッと急ぎ足でお送りしましょう。

 まずはお知らせから。

 クルマ関係者なら知らぬ人のないアジア最大級の自動車先端技術展であるオートモーティブワールド。今年で8回目を迎えるこの展示会は、年々勢いを増しておりまして、今年の出展社数は810社にも上るそうです。

 たくさんの企業や団体が出展するのはもちろん凄いのですが、この展示会のキモは同時開催される技術セミナーにあります。その数実に100本! 年明け1月13日から15日までの3日間で100本のセミナーをやろうと言うのですから偉いもんです。

 で、問題はここからです。展示会2日目に開催されるパネルディスカッション「名車の開発秘話と真の『ものづくり魂』とは?」のモデレーターとして、不肖フェルが登壇することになったのです。(編集部注:日経ビジネスオンラインからの転載記事のためイベントは終了しています。ご了承ください。)

 こちらのパネラー陣がまた振るっている。トヨタからLexus International 製品企画主査の矢口幸彦氏。日産からNissan第二製品開発本部Nissan第二製品開発部車両開発主管の東倉伸介氏。ホンダから四輪R&DセンターLPL室S660LPLの椋本陵氏。マツダからはおなじみ山本主査。そして三菱からは商品戦略本部商品企画部エキスパートの布野洋氏が登壇されるのです。

 要するにIS F&RC F、エクストレイル ハイブリッド、S660、ロードスター、ランエボの開発主査が一堂に会し、そこに不肖フェルがマスク姿で絡む訳でして、これはもうどう転ぶか予想もつかない悪夢の饗宴……いや、夢の饗宴と申せましょう。主催者は一体何を考えているのでしょう。

主催者であるリードエグジビションジャパンの早田匡希氏と八木友佳里さん。打ち合わせと称してシャレオツなテラスバーで飲みました。あのさあ。笑っているけど、どうなっても知らないよ(笑)
主催者であるリードエグジビションジャパンの早田匡希氏と八木友佳里さん。打ち合わせと称してシャレオツなテラスバーで飲みました。あのさあ。笑っているけど、どうなっても知らないよ(笑)

 早田氏は本展示会の全責任を負う事務局長でありまして、この特別講演会で不祥事が起きたら切腹しなければならない立場にあります。「ホントに俺のこと分かってる? どうなっても知らないよ」と何度も念押ししたのですが、「ご著書も読ませていただき全て理解しております。ぜひお願いします」の一点張り。分かってないなぁ(笑)。若いって素晴らしい。心よりお悔やみ申し上げます。とまれ、今をときめく各社のエース級エンジニアと、生フェルをご覧いただけるチャンスであります。しかも無料。リード太っ腹。お申し込みはいますぐ!

 お次はこちら。戦車の体験搭乗やらレンジャー部隊への体験取材やらで日頃から大変お世話になっている陸上幕僚監部広報室の山崎潤二等陸佐がこの度めでたくご結婚されました。

未来の陸軍大将の呼び声も高い山崎閣下。全国14万人陸上自衛官の代弁者であります
未来の陸軍大将の呼び声も高い山崎閣下。全国14万人陸上自衛官の代弁者であります

 山崎閣下は、ともかく仕事のできる男です。何をお願いしても即座に結果を出してくれる。先般の御嶽山の噴火時などは、すぐさま現地に乗り込んで広報の陣頭指揮を執っておられました。防衛省詰めの記者諸君と話しても、異口同音に「あのひとは凄い」「潤さんは特別」と言っております。

硬軟取り混ぜているところが彼の魅力でもあります。この写真はちょうど式の一週間前に飲んだ時のもの。上の儀礼服着用姿と見比べて下さい。とても同一人物とは思えません(笑)
硬軟取り混ぜているところが彼の魅力でもあります。この写真はちょうど式の一週間前に飲んだ時のもの。上の儀礼服着用姿と見比べて下さい。とても同一人物とは思えません(笑)

 奥様の亜以さんも山崎閣下に相応しく非常に肝の座った女性でして、ガハハと豪快に笑う姿がとてもチャーミングです。これから彼の司令官という重大なミッションが始まる訳でして、ある意味我が国の防衛は彼女の双肩にかかっている。日本の平和と安全のため、多少の事には目を瞑ってあげて下さい。私からもお願いします。

私だけなぜか他の記者さんから隔離されて自衛隊の方々と同じ席になりました。民間人はやはり敬礼の角度がヘンです
私だけなぜか他の記者さんから隔離されて自衛隊の方々と同じ席になりました。民間人はやはり敬礼の角度がヘンです
防衛省記者クラブ所属の記者諸侯と二次会までの間に一杯。ふだん自衛隊に批判的な某社の記者さんも駆けつけるのですから、山崎閣下のお人柄が偲ばれます
防衛省記者クラブ所属の記者諸侯と二次会までの間に一杯。ふだん自衛隊に批判的な某社の記者さんも駆けつけるのですから、山崎閣下のお人柄が偲ばれます