2016年もあとわずか。筆者の取材によると、今年のスマートフォン(スマホ)出荷台数の世界ランキングは、1位が韓国Samsung Electronics社、2位が米Apple社、3位が中国Huawei Technologiesになりそうだ。
しかし中国市場に目を転じると、かなり事情が異なる。複数の業界アナリストやスマホメーカーの担当者からのヒアリングで明らかになったのは、出荷台数ランキングの上位3社を新興の中華スマホメーカーが独占する異常事態である。Apple社は辛うじて4位に残るものの、存在感を急速に失いつつある。
果たして、新興中華スマホの何がiPhoneを沈めたのだろうか。今回はApple社を押しのけて、その上位にランクインするであろう新興中華スマホメーカーの1つ、中国Oppo社(廣東歐珀移動通信有限公司)の「Oppo R9m」を紹介する。
