初代から4世代目となるトヨタ自動車の「プリウス」は、世界トップレベルのJC08モード燃費40.8km/L(Eグレード)という低燃費を実現し、登場した。

 ただ、開発責任者の豊島浩二氏によれば、プリウスにまず期待される燃費性能以外で、普通のクルマとしての魅力を高めることを狙いにしたと話す。プリウスにとって、もはや燃費で一番とは、言うまでもない前提条件というわけだ。

 試乗をしたのは、「A」グレードのツーリングセレクションの2WD(2輪駆動)車で、215/45R17という偏平タイヤを装着している。新型プリウスは、駆動用電池に従来同様のニッケル水素電池のほか、新たにリチウムイオン電池を搭載する車種がある。試乗車は、そのリチウムイオン電池搭載車だ。

空気抵抗を大幅に改善(Cd値0.24)しながら、格好良さを求めたスタイリング
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排気量1.8Lエンジンとモーターの組み合わせは先代を継承するが、効率向上や損失削減を大きく進めたTHSII
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