BMW社の「X1」は、BMWブランドで最も小型のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)である。そして、この新型で2世代目となる。大きな変更点は、初代が後輪駆動を主体としていたのに対し、新型は「2シリーズ」の「アクティブツアラー」「グランツアラー」と同じようにFF(前部エンジン・前輪駆動)ベースになったことだ。

 試乗をした車種は、4輪駆動の「xDrive20i xLine」と、「xDrive25i xLine」である。ほかに、前輪駆動の「sDrive18i」がある。

 xDrive20iとxDrive25iは、ともに排気量2.0Lの直列4気筒ターボエンジンを搭載するが、出力が異なる。xDrive20iは141kW(192PS)で、xDrive25iは170kW(231PS)だ。どちらも組み合わされる変速機は、8速AT(自動変速機)だ。

X1 xDrive25i xLineは、エンジンのゆとりもあって低速から高速まで思い通りの運転を満喫できる
X1 xDrive25i xLineは、エンジンのゆとりもあって低速から高速まで思い通りの運転を満喫できる
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