地味な会場への入口
地味な会場への入口
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 2015年10月7日から4日間、千葉の幕張メッセにおいて、恒例のCEATEC JAPANが開催されましたので、様子を見に出かけました。昨年は土曜日に出かけて、少なからずガッカリさせられたものですから、今年は2日目の木曜日に出かけました。

 展示のフロアサイズは、昨年とほとんど同じです。ですから、かつてのピーク時に比べれば、半分程度ということになります。展示会としての回復の兆しはなかなか見えてきていないようです。1日だけの見学でしたので4日間全体のことは分かりませんが、来場者はかなり増えているような印象を受けました。出展者側が今ひとつ盛り上がってきていないのですが、見る側の期待値は上がってきているということで、両者の間にはギャップがあるようです。

 大手エレクトロニクスメーカーは勢ぞろい、と言いたいところですが、主要メーカーの一部が抜けています。パナソニック、シャープ、富士通、NEC、三菱電機といったところは、それぞれ巨大なスペースを取っていますが、最盛期に比べれば、一回り、ふた回り小さくなっているようです。一方、東芝、日立製作所、ソニーは出展していません。それぞれお家の事情はあるのでしょうが、日本のエレクトロニクス産業のメインイベントである、CEATECに出てこないという状況は、日本の民生エレクトロニクス産業の低迷を表しているかのようです。