(2)ヘルスコミュニケーション
ヘルスコミュニケーションとは、健康行動を促す効果のあるコミュニケーションのことです。目的と対象者のポジショニング(状況)によって6つの効果的なコミュニケーション方法に整理しています。

1.ティーチング
相手の求める情報を過不足なくティーチング(教える)するコミュニケーションです。

2.メンタリング
その健康行動テーマに関しての経験者とのコミュニケーションです。

3.コンシュルジュ
健康テーマ情報に関してのコンシュルジュが問い合わせて取り次いでくれるコミュニケーションです。

4.カウンセリング
健康行動の課題についてカウンセリングしてくれるコミュニケーションです。

5.コーチング
参加者の自主性を引き出し目標行動に寄り添うコミュニケーションです。相手の行動変容へ導くコミュニケーションとして最近特に注目されています。

6.エンカレッジメント
健康行動の主体者を励ますコミュニケーションです。健康行動を継続する参加者に対して影響力を持つキーパーソンからの励ましのメッセージで極めて有効に作用する継続ドライバです。

(3)ヘルスナレッジ
ヘルスナレッジは健康行動具体化につながる知識提供です。モジュールとしては実践方法と気づきがあり、それぞれが個別でも機能しますしコンビネーションでも機能します。

(4)パーソナライズ
健康行動を続ける環境ツールや意識をその本人仕様に整える機能です。ここで重要なことは自分ゴト化して真剣になれるかです。

(5)モニタリング
健康行動のモニタリングによって変わっていく自分への可能性を感じることのできる表現のことで、自己効力感が持てるかが鍵になります。

(6)コミュニティ
コミュニテイにおける交流によって創出される継続モチベーションです。他者に貢献できる喜びや仲間と共有するピア意識が鍵になります。

(7)ゲーミフィケーション
健康行動継続への遊び心ある施策としてゲーム性や競争心から継続を支援するコンペティションの2つになります。

(8)IoTリンケージ
今やヘルスケアサービスはIoT(ICT&ビッグデータ)とのリンケージなしには顧客へのサービス提供は考えにくいです。IoTリンケージの継続支援効果は今後どんどん広がります。