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上海発・EMS通信

Apple向け新サプライヤーの謎

  • 山田 泰司=EMSOne
  • 2017/09/12 05:00
  • 1/3ページ

 米Apple社は本稿公開日の深夜(米国時間2017年9月12日)に開催するイベントで、スマートフォン(スマホ)「iPhone」の10周年記念モデルを含む今年の旗艦モデルを発表すると見られている。Apple社の部材供給業者の本社や工場が集積する台湾や中国では9月に入って連日、これら業者の製造、出荷の状況を伝えている。Apple社のサプライチェーンの動静を伝えるニュースに登場する企業といえば、EMS(電子機器受託製造サービス)世界最大手の台湾Hon Hai Precision Industry社〔鴻海精密工業、通称:Foxconn(フォックスコン)〕や台湾Pegatron社(和碩)、光学レンズの台湾Largan社(大立光電)、筐体の台湾Catcher社(可成)といったところが常連だ。とりわけ新型iPhoneの発表が秒読み段階に入る夏以降ともなれば、常連企業の登場は多くなる。こうした中、2017年夏はApple社のサプライチェーンとしてこれまでほとんど名前を見かけることがなかった台湾の素材メーカーのニュースが度々報じられ、市場の注目を集めた。

 この業者は台湾Lealea社(力麗)。同社ホームページによると1979年に印刷業からスタートし、今日では観光、建設、貿易、ソフトウエア開発と手広く事業を手がけているようだが、主力は化学繊維。1991年には台湾市場に上場も果たしている。台湾の市場関係者によると、これまでは本業やそれに近い繊維や紡織、アパレルといった業界でニュースになることが多かったようだ。

 そのLealea社が2017年、Apple社のサプライチェーンとして一躍、市場の注目を集めることになった。供給先はApple社のスマートスピーカー「HomePod」。同年6月の開発者会議「WWDC2017」で発表された音声アシスタント「Siri」を搭載した同社初のスマートスピーカーとして話題になっている製品で、同年末にまず米国、英国、オーストラリアに先行投入される予定だ。Lealea社は、HomePodの周囲をぐるりと包み込むように取り囲んでいるスピーカーを保護するメッシュ生地に使用されている繊維を供給。この繊維は同社が特許を持つ「Ecoya」という環境配慮型のポリエステルの糸である。

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