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何に幸せを感じるかさえも、IoTが教えてくれる

IoTの“突破法”について「JINS MEME」の井上一鷹氏と語り合う(第2回)

2017/11/16 05:00
構成:高野 敦
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 ウオッチと眼鏡、それぞれの分野でIoTに挑む野々上 仁氏(ヴェルト 代表取締役 CEO)と井上一鷹氏(ジンズ JINS MEMEグループ マネジャー)による対談の第2回。前回は、井上氏の手掛ける「JINS MEME」が集中度の計測という機能に絞り込んだ経緯に基づいて、「何のためのデバイスか」を追求することの重要性で盛り上がった。

 今回は、JINS MEMEによって、もともとは眼鏡メーカーだったジンズがどのように事業領域を拡大しつつあるのかということに話題が広がった。井上氏によれば、IoTは人が何に幸せを感じるか教えてくれる可能性すら秘めているという。(進行・構成は高野 敦)

井上 今、ジンズでは集中するためのスペースを作るということに取り組んでいます。なぜ眼鏡メーカーのジンズがそんなことまでするのか。それは、ライフスタイルを変えることだと思っています。

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集中のためのワークスペース「Think Lab」。集中のための場であり、集中を研究するための場でもある。2017年12月にオープン予定。(出所:ジンズ)

 JINS MEMEを開発してから、ジンズは何の会社なのかということを考えるようになったのですが、眼鏡が端緒になっているのは結構正しいと思っています。もともと眼鏡メーカーだったので、完全に後付けではありますが。

井上一鷹氏
井上一鷹(いのうえ・かずたか)
ジンズ JINS MEMEグループ マネジャー。1983年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒業後、アーサー・D・リトルに入社。大手製造業を中心とした事業戦略、技術経営戦略、人事組織戦略の立案に従事。2012年にジンズに入社。社長室、商品企画グループマネジャーを経て現職。学生時代に算数オリンピックアジア4位、数学オリンピック日本最終選考に進んだ経験がある。(写真:加藤 康)

 ジンズは現在、「Magnify Life」というコンセプトを掲げています。Magnifyというのは、「拡張する」というような概念なので、いわんとするところは眼鏡でライフスタイルを拡張する、ひいては新たなライフスタイルを提案する会社ということになります。

 要するに、何か物体があり、この物体に対して人の目があって、視力によって認知する。認知すると感情が動いて、思考し、行動としてアウトプットする。インプットからアウトプットまで、人の一連の流れにおける入り口の部分に僕らはリーチできています。さらに、その先の感情や思考に対してどうリーチするかというときに、どれだけ集中しているとか、喜怒哀楽のどの状態にあるかとか、そういったデータをJINS MEMEによって可視化することで、Magnify Lifeを実現できると思っています。

 人は、全情報の約87%が目から入るといわれます。情報化社会において視力の部分を握っているというのはかなり大きなことなので、そこを軸にさまざまな事業を展開していく、Magnify Lifeとしてやっていくのは、かなり面白いなと思っています。

野々上 集中力を計測して、いろいろ発見はありましたか?

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