大阪城の弱点を補う目的で築かれた要塞・真田丸。攻めの出城・真田丸は徳川軍を散々に苦しめた。事業における堀と要塞は知的財産だ。どこにどのような掘や要塞を築くかで参入障壁の高さが決まるのだ。

 真田丸は良かったものの組織運営がまずく大阪城は落城した。技術経営が良いものにならなければ、戦略は絵に描いた餅になることは歴史が証明している。

 技術者が知財と技術経営に目覚めれば、ステージを上げられる。本コラムでは、技術者に「知財と技術経営での構想」という新しい視点を提供し、次のステージへと踏み出すことを提案する。

 本コラムは、2016年に連載したコラム「知財で築く真田丸」の続編です。

中村大介(なかむら・だいすけ)
高収益化支援家、弁理士
中村大介(なかむら・だいすけ) 中村大介(なかむら・だいすけ) 起業後、高収益事業を模倣されて知財の重要性を痛感。その後、コンサルタントに転身し、高収益化の鍵を握るのは、その企業の研究開発と知財における「習慣」であることを発見しました。すなわち、高収益企業には必ず「いい習慣」があり、「いい習慣」は必ず定着させることが出来ます。 現在は、高収益化支援家、弁理士として、技術系企業を高収益化するための独自のノウハウをお伝えしています。 ※同姓同名多数のため、検索の際は【中村大介 弁理士】で。