(写真:上野直彦)
(写真:上野直彦)

 めんそーれ。

 新サッカーチーム沖縄SV(エスファウ)代表の高原直泰です。

 2015年12月25日、沖縄SVを正式に立ち上げました。僕は現在、選手・監督・クラブ代表の一人三役をこなしています。今年に入ってすぐ、沖縄は東海岸にあるチームの本拠地うるま市へ引っ越してきました。住民票も移しましたので、今はうるま市民、沖縄県民となりました。

 この日経ビジネスオンラインの僕の連載は、クラブ代表、つまり「社長」高原直泰として、新天地・沖縄での奮闘ぶりを綴っていきます。日経ビジネスということもあり、読者には経営者やビジネスマンの方が多いと思います。そこで沖縄SVの経営、日々の営業活動、事業展開をメインに、また財務諸表などもオープンにしていきます。

 そうすることで経営者、起業した人、これから起業をプランしている人、営業マンなどの方にとって、少しでも何かの参考になればと思っています。もっといえば、いっしょに学んでいっしょに成長できれば、僕としては本当にうれしいです。

 ちなみにタイトルの“いちゃりばちょーでー”は、うちなーぐち(沖縄の方言)で一期一会という意味です。人生も、ビジネスも、一瞬の出会いを生かせるかどうか。すべてはここにかかっています。

目指すのは、スポーツの産業化

 「骨を埋める覚悟でいます」

 昨年の12月7日、那覇市内で沖縄SVの設立記者会見を開いたのですが、僕の言葉がメディアに一気に広がりました。でも地域にスポーツクラブをつくる、また起業する者の姿勢や覚悟として当然のことだと思っています。

 今年に入って、僕は愛犬と一緒に大好きな沖縄の地に引っ越してきました。関東での家も車もすべて売り払ってきました。うちなーんちゅの仲間たち、チームメイトたちと新しい一歩を踏み出しました。

 なぜ沖縄なのですか、とよく聞かれます。