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世界が驚く日本の微細加工技術

コンタクトレンズの中にカメラを入れる

微細加工技術が実現する新たな製品(1)[第9回]

  • 片山 和也=船井総合研究所 上席コンサルタント グループマネージャー(執筆協力・技術協力:微細切削加工研究所)
  • 2017/07/24 05:00
  • 1/3ページ

注目を集めるスマートコンタクトレンズ

 “痛くない注射針”だけでなく、医療機器の領域では数多くの微細加工技術が必要とされています。その中でも今後の成長分野と期待されているのが高度管理医療機器であるコンタクトレンズに、さまざまな機能を付加したスマートコンタクトレンズです。こうした高度な緻密化・小型化が求められる分野はまさに微細加工技術が求められる領域です。

 例えば現在、驚くべきことにコンタクトレンズの中にカメラを内蔵した“スマートコンタクトレンズ”が開発されています。2016年にソニーが特許を申請したスマートコンタクトレンズは、コンタクトレンズの中に極小のカメラユニットが埋め込まれ、ストレージ・イメージセンサー・撮像レンズ・無線通信ユニットなどを搭載しています。撮影時のシャッターはまばたきで切ることができ、絞り調整・ズーム・焦点を合わせるなどの操作が可能であり、眼球の動きによる画像のブレを防止する機能まで搭載されているそうです。

 同様の製品を韓国Samsung Electronics社も特許を申請しています。

図1 ソニーが特許申請したスマートコンタクトレンズ
図1 ソニーが特許申請したスマートコンタクトレンズ
出典:米国特許申請書US2016/0097940 A1
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 こうしたスマートコンタクトレンズには、リング状のアンテナやMEMSセンサが埋め込まれています。

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