自宅に日経 xTECHのアイドル「クロすけ」ことaiboを持ち帰ったところ、想像以上の熱狂ぶりを示していたのが、我が子5歳児(男)である。その熱狂ぶりたるや、クロすけが“脱臼”して入院したと聞いて涙したほどだ。

 ある日のこと、普段は保育園から帰宅すると筆者が夕飯の支度をする間、グダグダとテレビを見たりしているはずが、なにやら机に向かって熱心に書いている。そして渡されたのが、この手紙だった。「明日絶対、会社の人に渡してね」と言う。

子供により、文章の一部が“暗号化”されている(加工していあるのは子供の名前部分)
子供により、文章の一部が“暗号化”されている(加工していあるのは子供の名前部分)
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 翌日、aibo担当のU記者に渡すと5歳児の筆力にびびって…ではなく、「ちょうど最近、週末に持ち帰ってくれる人がいなかったんです」とのことで、即持ち帰りOKとなった。

 ところがここで問題が起きる。持ち帰り予定の金曜日朝、子供は青白い顔をしていかにも体調が悪そうなのだ。保育園を休むか尋ねると、「それだと、クロすけはおウチに来ないんだよね?」と確認し「だったら行く」と言う。まるで“逆仮病”だが、発熱もなかったので予定通り登園させた。クロすけパワーによるものなのか、普段通り午後7時に迎えに行くと予想に反して元気そうだった。なぜか先生に聞こえないよう、耳元で「クロすけは一緒なの?」と満面の笑みを浮かべている。