「鳳翔」は3車種のEVを計画

 「鳳翔」は、「泰坦」という名称のスポーツカーと、小型スポーツカーおよびSUVの3車種を計画している。「泰坦」のサンプルカーが既に完成した。中国国外で100~200台を製造して中国国内に輸入する。小型スポーツカーは中国国内の自動車メーカに委託して、1000~2000台を製造する予定となっている。SUVは現在未定。

鳳翔の「泰坦」
鳳翔の「泰坦」
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 「泰坦」は、車体にチタン合金を使い、ポンネットなどの外板部品はCFRPで製造する。デュアルモーターを搭載して、最大出力は400kW、最大トルクは1000N・m。0~100km/hまでの加速時間が3.9秒と速い。航続距離は400km。また、電池は3元系正極材を用いた18650リチウムイオン電池となっている。

「凌雲」の2輪EVは、2019年にも量産

 「凌雲」は、2014年に中国初の2輪EVを開発した。その後改良を重ねて、2016年にサンプルカーが北京自動車ショーに出展した。2017年内に試乗できるまでに完成度を向上させて、2019年に量産を計画している。

凌雲の2輪EV
凌雲の2輪EV
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 車体バランスの保持システムを独自に開発している。4輪車のできない「ゼロ半径Uターン」や「90度転向」、「横平行移動」などもできる。電池パックを取り外して、家庭用電源で充電できる。

「威馬」は8車種計画、2018年から順次発売

 「威馬」は、浙江省温州市に「新エネルギー車スマート工業園」の建設を始めた。工業園は「スマート製造」、「インテリジェンス物流」、「部品のスマート調達」、「自動運転のテスト」の四つの機能を持つ。生産能力は年間20万台。現在、ドイツ自動車メーカー1社のコア技術をベースに、「STD」と「PL」の2つのプラットフォームを作り、8車種を製造するという「128戦略」を推進している。最初のEVは、2018年に量産する予定だ。