日本メーカーの2016年の中国での新車販売が過去最高を更新した。自動車業界に特化したオンライン情報サービスを提供しているマークラインズ社によると、日産、ホンダ、トヨタ、マツダの日系5社の中国での新車販売(輸入車を含む)は合計410万台を超え、過去最高を記録した。上記五社の内訳は、日産が135万4600台(前年比8.4%増)、ホンダが124万7713台(同24.0%増)、トヨタが121万4200台(同8.2%増)、マツダが28万5,653台(同21.4%増)を販売した。中国政府が2015年10月にスタートした小型車減税やSUV人気が追い風となった。

軒逸(シルフィ)
軒逸(シルフィ)
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 2016年に中国でもっとも販売された日本車が表1に示す。乗用車とSUVがそれぞれ5車種がランクインした。乗用車は、アコードを除く4車種がA級車(小型セダン)、SUVは、3車種がコンパクトSUV、2車種が小型SUVだった。ホンダの4車種ランクインが最大で、以下日産が3車種で2位、トヨタが2車種で3位、マツダが1車種で4位と続く。