2018年1月11日(ワンワンワンの日)。ソニーの犬型コミュニケーションロボット「aibo」(ERS-1000)が復活した。2006年3月末に生産・販売終了した旧「AIBO」から11年ぶりの再登場となる。

新型aibo「ERS-1000」
新型aibo「ERS-1000」
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 旧AIBOは1999年発売の初代「ERS-110」から結果的に最終モデルとなった「ERS-7M3」のまで7年間、6つのモデル/シリーズが販売された(旧AIBOオフィシャルサイト「AIBO Official Site[AIBO Chronicle]」の分類による)。

初代AIBO「ERS-110」
初代AIBO「ERS-110」
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 新型aiboのERS-1000は旧型のコンセプトや技術資産は受け継ぎつつ設計は一新。例えばアクチュエーターの可動自由度は先代の合計20軸から、腰の振りや首のかしげを追加して同22軸に増えている。これにより動きのバリエーションが広がる一方、歩行のメカニズムも変わってくる。

新aiboはアクチュエーターを独自開発し、合計22軸の可動自由度を持つ
新aiboはアクチュエーターを独自開発し、合計22軸の可動自由度を持つ
aibo発表会のスライドから(出所:ソニー)
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 日経テクノロジーオンラインでは今回、ソニーの協力を得て新aiboの内部機構を紹介する。通常、この種の記事では機器を分解していくのだが、今回はバラバラの部品を1体のaiboに組み上げていく手順を紹介することにした。