図1 発表会にはスズキの新社長である鈴木俊宏氏が登場した
図1 発表会にはスズキの新社長である鈴木俊宏氏が登場した
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図2 新型「ソリオ」
図2 新型「ソリオ」
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図3 新型「ソリオ バンディット」
図3 新型「ソリオ バンディット」
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 スズキは2015年8月26日、小型乗用車「ソリオ」「ソリオ バンディット」を全面改良して発売した(図1~3)。Aセグメント車向けに新開発したプラットフォームを初めて採用した他、出力を高めたマイルド・ハイブリッド・システムを搭載し、JC08モード燃費で27.8km/Lを達成した。価格は、ソリオが145万4760~196万7760円、ソリオ バンディットが182万5200~195万1560円である。販売目標は合計で月間3500台。

 車両寸法は先代ソリオとほぼ同様だが、室内空間は大幅に拡大している(関連記事1)。新型ソリオの車両寸法は全長3710×全幅1625×全高1745mm。先代と比べると、全長は同じで、全幅を5mm長く、全高を20mm短くした。室内空間は、室内長を400mm拡張したのを筆頭に、前後乗員間距離を55mm、荷室長を25mm、室内高を15mm、それぞれ長くしている。

 室内空間の拡大に貢献したのが、新型ソリオで初めて採用したAセグメント車向けの新プラットフォームである。ホイールベースを延長するとともに、「エンジンルームを最小化し、タイヤを極限まで四隅に配置した」(スズキ)ことで実現した。ホイールベースは2480mmで、先代よりも30mm長い。