イタリアLamborghini社の日本法人であるランボルギーニ・ジャパンは、スーパーカー「ウラカン・ペルフォルマンテ」を日本で初披露した(図1)。2016年10月5日に、ドイツ・ニュルブルクリンクのサーキットコースであるノルトシュライフェ(全長20.832km)において、量産車としては世界最速のラップタイム(6分52秒)を記録したクルマで、同社の様々な先進技術を盛り込んだスーパーカー「ウラカン」の最高峰モデルになる。

図1 量産車最速の「ウラカン・ペルフォルマンテ」
図1 量産車最速の「ウラカン・ペルフォルマンテ」
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 同社が「フォージドコンポジット」と呼ぶ炭素繊維強化樹脂(CFRP)を、フロントとリアのスポイラーやエンジンフード、リアバンパー、エアロダイナミック・ディフューザーといった外装部品にも適用し、車両の総質量を1382kgと40kg削減(図2)。高速・高加速な直進走行時、制動時、コーナリング時と走行状況に応じて車両のダウンフォース(あるいは路面から車体に加わる抗力)を能動的に変化させる新技術「エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ(ALA)」も適用する。

図2(a) ウラカン・ペルフォルマンテの外装におけるCFRP適用部位
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図2(b) ウラカン・ペルフォルマンテのリアビュー
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図2 ウラカン・ペルフォルマンテの外装におけるCFRP適用部位とリアビュー