日産自動車が実用化している左側面用視界補助システム。助手席側のサイド・ミラーに組み込んだ赤外線CCDカメラを使う。

 赤外線カメラを組み込んだ点が他社にはないものだ。2003年7月に発売したミニバン「プレサージュ」に初めて搭載した。SUVやミニバンのように車両が大きいクルマの方がありがたみの大きい装備だが,その後,日産は搭載車種を一気に増やしている。「せっかくの良い商品を特定の車種にしか採用しないのはもったいない」(同社デザイン本部長の中村史郎氏)との判断だ。プレサージュでのサイドブラインドモニターの装着率は,2004年1月~6月まで平均で65.3%以上が選択するほどの人気で,ユーザーの支持率は高い。