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クルマ 自動車の最新技術を追う
 

電動アクティブ・サスペンションとは

デンドウアクティブ・サスペンション

2006/03/27 20:30
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出典:カーエレクトロニクス テクニカルターム、 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
electric active suspension

 クルマの乗り心地に大きな影響を与えるサスペンションは,ばねとダンパーの組み合わせからなかなか脱出できなかった。過去に,油圧を使ったアクティブ・サスペンションの開発が活発化した時期があり,ロールやノーズ・ダイブをかなり小さくしたクルマが商品化されたことがある。しかし,エネルギー消費が大きい上,微小な路面の凹凸に追従できないという問題を抱えていた。加えてコストの問題もあり,結局現在はダンパの減衰力を変化させる程度でしか使われていない。

 そんな中,2004年に米BOSE社が発表したリニア・モータを使った電動アクティブ・サスペンションの性能は画期的なものだった。急なコーナリングでも全くロールせずに,車両の姿勢を水平に保つ(図1)。急制動をかけても車体姿勢は変化しない。通常のクルマならドライバーが大きく揺さぶられるような波状の路面を走行してもタイヤは上下しているのに車体姿勢は水平のまま走り抜けてしまう。音響メーカーでもあるBOSEが25年前から極秘に開発を進めてきたこのシステムは,独自に開発した高度な制御アルゴリズムと,それをリアルタイムで実現する高速のマイクロプロセサやパワー・エレクトロニクス素子の出現によって実現した。


図1 コーナリングの比較と波状の路面を走行したときの比較

 オーディオ・メーカーとしてのイメージが強いが,BOSE社は1964年に軍事用のスイッチング・アンプのメーカーとして創業した。このリニア・モータを駆動するパワー・アンプも,基本的にはこのスイッチング・アンプの原理を応用したものだという。リニア・モータは車体を上に持ち上げるときには電力を消費するが,車体が沈み込むときには発電する。この回生電流でバッテリを充電することが可能なため,このサスペンションの消費電力はエアコンが消費するエネルギーの1/3程度で済むという。

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