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Al電解コンデンサとは

アルミデンカイコンデンサ

2005/10/11 11:56
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aluminum electrolytic capacitor

 Al箔でできた電極(陽極と陰極)と,電解紙を重ねて円筒形に巻いた構造のコンデンサ。電解紙に電解液をしみこませておく。0.1μF~0.1F程度と,静電容量が大きいのが特徴である。電源の平滑回路やストロボなどの電源に利用されることが多い。

 静電容量を大きくできる理由は,Al箔電極表面に凹凸を作って表面積を広げられるため。表面の凹凸は一般にエッチング処理で作るが,最近は単位容積当たりの静電容量の伸びが小さくなっている。通常は陽極のみに誘電体であるAl2O3を形成している。極性があり,逆向きに接続すると壊れる。

 最近,米国の大手パソコン・メーカーの製品でAl電解コンデンサの不良が相次いで報告され,大きな問題となりつつある。米Dell社は,2005年第3 四半期の営業報告書で,不具合のある電解コンデンサを搭載したマザー・ボードの交換などに3億ドルを超す費用を計上したと発表した。Dell社だけではない。米Intel社製マザー・ボードを搭載した他社のパソコンや,米Apple Computer社の「iMac G5」などでも報告されている。Dell社のパソコンについては,2003年4月から2004年3月にかけて製造されたマザー・ボードが不良の対象という。

 原因はまだはっきりしていないが,特定のメーカーのコンデンサに不良品があったというような話ではなさそうだ。CPUの高速化に伴い,リップルの大きい大電流がマザー・ボードに流れているせいではないかと見られている。

 また,まったく別の問題として,RoHS指令対応で鉛フリー・ハンダが普及し,リフロー・ハンダ付けの温度が上がったため,基板の製造中にAl電解コンデンサのケースの膨張やリードの浮きが起こることも報告されている。


Al電解コンデンサの構造

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