satellite-based augmentation system

　静止衛星型衛星航法補強システム。静止衛星を使って航空機向けにGPSの誤差を補正する信号を送出する。地上の電子基準点で計測したGPSの測位誤差情報を基にしている。ただし，用いる電子基準点は国土地理院のものとは異なる。

　米国では，既に2000年8月からSBASの試験運用が始まっている。SBASはこのようなシステムの総称で，日本のものは「MSAS（MTSAT-based satellite augmentation system）」，米国は「WAAS（wide area augmentation system）」，欧州は「EGNOS（European geostationary navigation overlay service）」とそれぞれ呼ばれる。