米サンパワーは7月23日、米ネバダ州に、出力100MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Boulder Solar」を建設すると発表した。電力会社であるNV Energy社と、20年間の電力購入契約を締結した。

 ネバダ州のボルダーシティ(Boulder City)にある、エル・ドラド・バレー(Eldorado Valley)に建設する。サンパワーでは、現在の太陽光発電は、化石燃料による火力発電に対するコスト競争力があると強調している。

 2015年末までに着工し、2016年に売電を開始する予定。建設中は、約200人の雇用を生み出すとしている。稼働後の年間発電量は、一般家庭1万5000軒以上の消費電力を賄うのに十分な量を見込んでいる。

 サンパワーは、「Boulder Solar」の開発プロジェクトを、2015年初にKOMIPO America社から買収した。KOMIPO America社は、韓国Korea Midland Power社の100%子会社である。

 KOMIPO America社は、「Boulder Solar」の建設と運営に加わる。

 サンパワーは、「Boulder Solar」を、米8point3 Energy Partners社に売却する意向を持つ。8point3 Energy Partners社は、サンパワーと米ファーストソーラーによる合弁会社である。

 「Boulder Solar」のほかにも、サンパワーはネバダ州において、2カ所のメガソーラーを建設している。ネリス空軍基地にある出力15MW、リヨン郡の出力19.9MWの案件である。また、ネリス空軍基地にある出力13.2MWのメガソーラーが、2007年から稼働している。