耳たぶへの装着イメージ
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本体部と専用プローブで構成する
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光ディスクの読み取り技術を血流計に応用した
光ディスクの読み取り技術を血流計に応用した
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 パイオニアは、同社のレーザー技術を応用したウエアラブル型の「研究用レーザ血流計」を発売した。皮膚表面から皮下組織に向けてレーザー光を照射することで、生体を傷つけることなく微小循環(細動静脈、毛細血管)の血流量を測定することができる。本体部の「RBF-101」と専用プローブ「RBF-P101」で構成し、ともに価格はオープン。

 光ディスクの読み取り技術を応用した(関連記事:パイオニアが「血流」に着目したワケ)。同技術を用いて開発した小型血流センサー素子を専用プローブに内蔵。プローブを体表に接触させることで、生体を傷つけることなく血流量を測定できる。また、プローブ先端部分のクリップで測定部位を挟み込めば、手足の指や耳たぶなどでも簡単に測定可能だ。

 さらに、独自の小型センサー素子やファイバレスのケーブルにより、測定結果のデータノイズを低減する。これにより、動きながらでも安定した血流量の測定ができるとしている。

 本体部は重さ135g。リチウム電池を内蔵し、バッテリー駆動に対応する。測定した血流量データは、Bluetoothでのワイヤレス接続やUSB接続でパソコンに転送できる。