介護ロボットベンチャーのRT.ワークスは2015年7月14日、歩行支援機器「ロボットアシストウォーカーRT.1」(以下RT.1)を発売した。これに合わせて同日、東京都内でRT.1と新プロジェクトの発表会を実施した(関連記事)

 発表会ではまず、RT.ワークス 代表取締役社長の河野誠氏が製品について説明した。RT.1は各種センサーによる検知機能や自動ブレーキ機能による歩行支援が可能。河野氏は会場に設置した擬似坂道でRT.1を実際に操作しながら、快適さをアピールした。

実際にRT.1を操作しながら説明する河野氏
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 RT.1のもう1つの大きな特徴は、通信機能やGPSを搭載し、ネットワークを介した見守りに対応する点。河野氏は「リアルタイムで、今どこにいるのかの見守りができ、歩いていることを長期間でモニター可能だ」と語った。こうした見守り機能に加え、IoTによる常時収集データを生かし、それらのデータをサプライチェーンマネジメントやユーザーサポートにも適用していく。「単なるインフォメーションサービスだけではなく、生産の段階からサポートまで全ての面でインターネットを活用する」(同氏)とした。

RT.1の機能詳細図
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