中国の太陽光パネルメーカー大手であるインリー・グリーンエナジー・ホールディングは7月10日、チリの二つのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に、合計出力240MWの太陽光パネルを供給すると発表した。

 いずれも太陽光発電と集光型太陽熱発電(CSP)を併設するハイブリッド型の発電所で、ラテンアメリカ(中南米)で最大の太陽光・太陽熱のハイブリッド型発電所になるとしている。

 両プロジェクトともに、チリ北部に位置し、メガソーラーとともに、出力110MWのCSPと、17.5時間分の蓄熱機能を備える。メガソーラーの敷地面積は、約10万エーカーとなる。

 インリーは、合計78万枚以上の多結晶シリコン型の72セルで構成した太陽光パネルを供給する。2段階にわけて供給し、第1段階分はすでに納入を終えた。第2段階分は、8月に供給を開始する。

 第1段階分は、2016年半ばまでに発電を開始する予定。チリの国営の電力網に連系する。