米国の再生可能エネルギー開発会社であるSunEdison社は6月30日、インドに建設した、出力50MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Dammakhedi」が稼働を開始したと発表した。

 インド中部のマディヤ・プラデーシュ州(Madhya Pradesh)に立地する。1軸追尾型の太陽光発電システムを導入しており、同州において初めての追尾型の採用だという。

 建設中に1000人分以上の雇用を生み、計画より2カ月前倒しで建設を完了したとしている。2014年12月に送電網に連系していた。

 Dammakhediで発電した電力は、マディヤ・プラデーシュ州の電力網に送り、インドの政府系のソーラー・エナジー・コーポレーション・オブ・ インディア(Solar Energy Corporation of India:SECI)に売電する。

 ジャワハルラール・ネルー太陽エネルギー開発総合プロジェクト(Jawaharlal Nehru National Solar Mission:JNNSM)の第2期において、最初に決定したプロジェクトの一つである。JNNSMは、インド政府と地方政府が主導する太陽光発電導入促進プロジェクト。

 インド政府は、2022年までに、国内の太陽光子発電システムの合計出力を10万MW(100GW)に高める目標を掲げている。この目標の達成に寄与するメガソーラーになるとしている。

 マディヤ・プラデーシュ州の新・再生可能エネルギー省(Madhya Pradesh New and Renewable Energy Department:MPNRED)によるプロジェクトの監督の下で建設し、EPC(設計・調達・施工)サービスは、インドの建設会社であるSterling and Wilson社、Larson and Toubro社が務めた。

 O&M(運用・保守)は、SunEdisonグループが担当している。