コンティニュアのロゴマーク
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 医療関連ロゴ認証規格「コンティニュア」の認証試験機関として日本で初めて認定されたアリオンは2015年7月3日、コンティニュア対応製品に対する検証体制の拡充を発表した。同社が保有する認証済みの検証用製品を大幅に増やしたほか、認証試験の枠を超えた試験サービスの提案なども可能になった。

 コンティニュアは、体重計や血圧計などのヘルスケア機器とスマホなどのIT機器におけるシームレスな相互接続を促す認証規格。アリオンは2014年12月に、日本で最初の「Continua Test Lab(CTL)」として米Personal Connected Health Alliance(PCHA)から認定を受けて認証試験サービスを開始した。今回、PCHA日本地域委員会による協力の下で国内のコンティニュア製品を収集し、「Continua Certification Expert(CCE)」による専門的な検証体制を確立した。

 アリオンでは試験対象の製品と接続する検証用製品として、体重計や血圧計などのエージェント機器、パソコンやスマートフォンなどのマネージャー機器を取りそろえており、コンティニュア認証取得およびその他の試験をアリオンだけで完結できるとしている。検証用の新製品は随時更新する予定だ。

 さらに、製品運用時の相互接続性試験や利用ケースを想定したシナリオ試験など、認証試験の枠を超えたカスタマイズ検証プランも提案する。BluetoothやUSBなどインターフェース部分の認証を含む30以上の規格団体から正式な認証試験機関としての認定を受けており、それらの認証試験の実施や一貫したサポートについても対応する。