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 米GM社は2015年7月2日、車内で使用中あるいは充電中のスマートフォンを冷却する「Active Phone Cooling」システムを発表した。車内でスマートフォンを充電する場所にエアコンの送風口を設けたもの。空調のスイッチが入っていれば動作する。同社は、「イノベーションは技術開発だけでなく、時にはシンプルな工夫が最もエレガントな問題解決になる場合もある」としている。

 ほとんどのスマートフォンは、電池を保護するために過熱防止機能を搭載している。スマートフォンの温度が上昇しすぎたときに充電を一次停止したり、電源をオフにしたりする機能だ。その結果、充電に長い時間がかかることになる。同様に、スマートフォンで音楽ストリーミングサービスやネット検索などを続けていると、温度が上昇して処理速度が遅くなったりする。換気された快適な温度条件でスマートフォンを使用するのが望ましいが、車内は温度が高くなることが多く過熱防止機能が作動しやすい。こうした不便さをなくすため、車内でスマートフォンを効率的に冷やすことにした。

 Active Phone Coolingシステムは、Chevroletブランドのワイヤレス充電機能を備えた「Impala」「Malibu」「Volt」「Cruze」などの2016年モデルで利用できるようになる。