建設中のSolar Star projects(出所:サンパワー)
建設中のSolar Star projects(出所:サンパワー)
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 米国の再生可能エネルギー発電事業者であるBHE Renewables社は6月17日、米国カリフォルニア州において、出力579MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクト「Solar Star projects」が竣工し、電力網への連系を開始したと発表した。

 稼働済みのメガソーラープロジェクトでは、世界最大規模になるとしている。独立系統運用機関(ISO)である、カリフォルニアISOの送電網に送電している。

 BHE Renewables社は、アイオワ州に本拠を置く。投資家のウォーレン・バフェット氏が会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるバークシャー・ハサウェイ・グループのBerkshire Hathaway Energy社の100%子会社である。2015年1月に、旧社名のMidAmerican Renewables社、 MidAmerican Solar社から社名変更・改組した。

 カリフォルニア州のカーン郡とロサンゼルス郡にまたがる地域に立地し、2013年1月に着工した。太陽光パネルの設置は、2015年3月に完了した。

 1軸追尾型のシステムを採用し、米サンパワー製の単結晶シリコン系太陽光パネルを約170万枚、設置した。第1期の太陽光発電システムは、2013年10月にカリフォルニアISOの電力網に連系していた。

 BHE Renewables社は、世界第2位となった、カリフォルニア州にある出力550MWの「Topaz Solar Farms」にも出資している。今回の出力579MWの稼働によって、稼働済みの再エネ発電所としては、世界の上位2カ所のメガソーラープロジェクトを運用している発電事業者になったとしている。